日時:2021年6月6日(日)14:00-16:00
言語:英語、日本語
配信:ZOOMウェビナー(同時通訳あり)&YouTubeライブ配信(同時通訳なし)
申込:フォームよりお申込みください。
*YouTubeライブ配信(同時通訳なし)の視聴は申込不要です。
主催:超党派「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」
協力:ミャンマーの人々を応援する有志の会
<参加者向け資料>
・共同声明(和文)[PDF]、Joint-Statement (မြန်မာဘာသာပြန်)[PDF]
・Statement by Global Shan Network
プログラム/登壇者:
<開会挨拶>ミャンマーの民主化を支援する議員連盟 中川 正春 会長
<第一部> 14:05-14:35
基調講演①Dr. Sasa 国際協力大臣
「暴力支配のない国へ -多様なアイデンティティを持つ人々によるボトムアップの国づくり」
解説①根本敬 上智大学教授
「日本政府とミャンマー国軍の関係の歴史」
<第二部> 14:35-15:05
基調講演②Dr. Sai Khaing Myo Tun 教育副大臣
「市民不服従運動(CDM)と市民の未来」
解説②篠田英朗 東京外国語大学教授
「なぜ日本外交は国軍偏重なのか」
<第三部 コメント&質疑応答> 15:05-15:50
登壇者へのコメント&質疑応答
◆コメント&モデレーター:石橋通宏議員(ミャンマーの民主化を支援する議員連盟)
<3世代の在日ミャンマー人からメッセージ> 15:50-16:00
日本で活躍するX,Z,Y世代のミャンマー人女性3名より
◆司会:甲野綾子(名古屋大学大学院)
開催主旨:
2021年2月1日にミャンマーで軍事クーデターが起きてから4ヵ月、事態は悪化の一途をたどっています。こうした中、2020年総選挙で選ばれた国会議員は連邦議会代表委員会(CRPH)を組織し、国民統一政府(NUG)を組閣。市民側の政権であるNUGには、多くの少数民族が内閣入りし、積年の課題であった民族間の軋轢の解消への一歩を踏み出しました。
民族の自治独立を求める少数民族武装勢力(EAO)とビルマ族への同化による国家統合をめざす国軍との間の内戦が絶えなかったミャンマーが、連邦国家としてまとまっていこうとする歴史上の転換点にあると言えるでしょう。
多民族国家をまとめるためには強権政府が必要だとしてきた国軍側に対し、市民側は、クーデターを起こした軍を反国民軍/破壊者とみなし、反国民軍がいなくても国民の力で国家をまとめられる、文民統制を実現したい、と抵抗を強めています。
しかし日本国内では、“市民の武装化によりEAOとの共闘が進み、大規模な内戦に発展しかねず、このままでは破綻国家へと突き進んでしまう。市民側が軍からの再選挙提案を受け入れることで、最悪の事態を防がなければならない”との見方も根強くあるように思われます。
では日本は、今後、どのような認識を持ち、どのような働きかけを行っていけばよいのでしょうか。本勉強会では、NUGの方々から、連邦国家への課題と展望を学ぶとともに、日本の国会議員、研究者、そして在日ミャンマー人を交えて、どのようにミャンマーに平和と自由を取り戻したらいいのか、日本政府と日本国民の役割を討論します。